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2024年 9月 21日 【受験生向け】 併願校の決め方 国公立文系ver.
皆さんこんにには!!!2年担任助手の河野樹です!
今回は前回に引き続き併願校の決め方について話していこうと思います。
前回と異なるのは国公立文系バージョンだという事です。
まず自分の話からすると、自分は現役のときは一橋大学と言う国立の大学を志望していました。
結果は不合格で、結局共テを利用して受けていた青山学院に進学した、という感じです。
ここでは自分がこの際に、併願校の候補を決める際に考えていたことをお話しします。
①自分に合った問題形式の大学・学部を受ける。
ここで言う自分に合った、とは自分の得意な問題形式という意味と自分の第一志望の問題形式と似た、という意味があります。
国公立志望のみなさんが二次試験当日に受けるのはほとんどが記述形式だと思います。
しかし、私立の問題はそのほとんどが選択問題です。不慣れな選択問題で高得点を出すためには自分の得意な選択の形式を、実際に問題を見ることで知ることが必要です。
今私立は選択問題が多いという話をしましたが、これには例外があります。例えば、慶應の文学部などは英語や社会科目で記述問題が多いです。
そういった特徴を把握しておくことで、無駄な過去問の演習を軽減することができます。
➁自分に合った方式の大学・学部を受ける。
方式とは、同じ学部を受ける際に異なる使用科目のパターンで受験ができる仕組みの事です。
例えば、慶應大学の商学部では文系科目と数学or小論文の組み合わせで、2パターンの方式があります。
ここでは文系を選んだ人の多くは「数学が苦手」と言う人が多いので必然的に小論文の方の方式が倍率が高くなり、数学を使う方式はそれに比べて低くなります。
そこで、もしあなたが「数学が得意」なのであれば、わざわざみんなが受ける倍率の高い小論文受験をする必要が無いのです。
その結果、数学は国立二次試験で使うので国立・私立両方の勉強が同時に出来て、わざわざ小論文の勉強をする時間が省けます。
このように自分の国立二次の受験科目・その得意不得意を私立の受験科目と加味して、どのようにしたら元も効率的に期待値の高い受験ができるかを考えて方式を選択することが大切です。
③共テ利用・併用を上手く使う。
国公立と私立の大きな違いは、科目数ともう一つ共テの対策の度合いがあります。
国公立を受ける場合は一次の共テでの足切りがあったり、国立二次の結果に共テが必要な大学がほとんどなので、共テの対策を重めにやる人が多いと思います。
そんなに頑張って対策した共テの点数を国立二次の点数だけに使うのはもったいないです!
そこで、私立の大学に何個か利用・併用と言う形で出願することで共テ1回の負担で、もし第一志望に落ちた際に他の大学に行けるチャンスを確保しておくことができます。
ここで利用・併願を出すときのポイントは、出願する大学のレベルを3段階程度に分けておくという事です。
1段階目は自分がほぼ確実に行けるであろう安全校。2段階目は、自分かまっとうに今の実力を発揮できれば受かる大学。3段階目は、私腰手を伸ばせば合格できるかもしれない挑戦校。
④連続受験は2~3回まで。
昨日の下浦先生のお話でもありましたが、連続受験は心身ともに非常に削られるものです。
しかも、皆さんの本来狙うところは2月の国立二次です。そのため併願校の勉強や試験で、心身的にも時間的にも2次のキャパシティーをとられるわけにはいきません。
そのため3科目などでの連続受験はなるべく避け、3科目受けるなら2連続、1・2科目受験なら3連続程度に収めることをお勧めします。
いかがだったでしょうか。このように、国公立を受ける皆さんは私立を受験する方とは少し異なった点で併願校を決める必要があります。
是非参考にしてみてください!
明日は戸田先生が私立理系の併願校の決め方を解説してくれます! お楽しみに~!!