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2024年 10月 11日 大学生の夏休みについて 小野.ver
先週に引き続きブログを担当します1年生担任助手の小野悠登です。
今回は大学生の夏休みについて話していこうと思います。
大学生の夏休みはとても長いです。
私が通う慶応義塾大学では春学期の期末試験が7月末に終わるとそこから約2か月の長い夏休みに突入します。
この期間に何もしなかったら無駄な時間を過ごすことになります。
この二か月を自分にとって有意義な時間にするため私は海外に行こうと考えました。
そこで日本から割と近場にある国のシンガポール、タイ、台湾の三カ国に行きました。
シンガポールと台湾ではただの観光を行ったのですが、タイでは孤児スクールに一週間滞在させてもらい、ボランティア活動に参加しました。
その一週間は、私の人生に大きな発見を与えてくれました。
孤児院で学ぶ子供たちは地元の家から通う子も中には存在しますが親から捨てられた子、身寄りのない子なども多くいました。
また、最終学年の生徒の中には軍隊の練習に参加している生徒もおり、日本の当たり前がこの国では当たり前じゃないと痛感しました。
ボランティア活動の内容としては子供たちに日本語や英語を教えたり、サッカーなどのスポーツを通じてともに遊ぶことです。
タイ語など全く分からないので最初は言語の壁を感じましたが、スマホのアプリやタイ語の単語帳などを駆使してコミュニケーションをとっていき、一週間がたつ頃にはすっかりと仲良くなりました。
最終日にはたくさんの手紙や絵を頂きとても感動しました。
複雑な家庭環境を持ち、裸足で歩き回るほど金銭面でも苦しむタイの子供たちが毎日純粋な笑顔で学校生活を楽しみ、勉強に励んでいる姿に私は勇気をもらいました。
毎日、日本語や英語を教える中で、子どもたちはその限られた環境の中でも、学びに対する強い意欲を見せてくれました。
特にサッカーの時間になると、彼らの目は一層輝き、喜びがあふれていました。言葉が通じなくても、サッカーのボール一つで心が通じ合う瞬間が何度もありスポーツの偉大さも感じることができました。
彼らは厳しい環境の中でもお互いに支え合いながら前を向いて生きていました。
物質的な豊かさだけでなく、心の豊かさが本当に大切であること、そして人とのつながりが人生を豊かにしてくれることを深く実感することができました。
ボランティア活動を通じて、私は彼らに何かを教えるつもりでしたが、実際には彼らが私に多くのことを教えてくれました。
子どもたちの笑顔や、日々を全力で生きる姿は、私にとって忘れられない宝物となりました。
タイでのこの経験は、私の心の中に永遠に残り続けるでしょう。
このように大学生の夏休みをうまく活用すれば人生に多くの発見を与えてくれます。
皆さんも大学生になったら有意義な夏休みを過ごしてください。
明日は倉持先生が大学学部について紹介してくれます。